舞台を中心にドラマや映画、ラジオ、ナレーションまでマルチに才能を発揮している渡辺いっけいさん。
現在では人気俳優を客演に迎えるスターシステムによる大規模興行を行っている劇団☆新感線で芝居をしてきました。
今回は渡辺いっけいさんの若い頃を振り返り、現在の活躍に至るまでの変遷をお届けいたします!
【画像】渡辺いっけいは若い頃から名バイプレイヤー?
20代(1982年~1992年)
引用元:X渡辺いっけいさん×小島慶子さんの「ザ・インタビュー」
— ルゥ🐋💜 (@7glue_bover8) February 26, 2017
大阪芸大で代役の初芝居でいのうえさんに声をかけられて劇団☆新感線入り。いのうえさんの厳しい指導で口立て通りにやったらお客さんが泣いて客観視する事を二十歳で叩き込まれのは財産。
退団時の条件:即戦力→古田新太… pic.twitter.com/hTeoqfZVRP
渡辺いっけいさんは、1983年に当時大阪芸術大学の学生劇団だった劇団☆新感線に参加しました。初めは「ロミオとジュリエット」のロレンス神父を代役として初芝居をしたとき、劇団☆新感線の主宰・いのうえひでのりさんの印象に強く残ったそうです。
それがきっかけで「劇団☆新感線」に呼ばれました。渡辺いっけいさんの劇団☆新感線で芝居を学んだ日々が、俳優としての根幹を形成する場であり、今もなお演技の中に息づいているのではないでしょうか。
上のポストは劇団☆新感線に所属していた時のものです。しっかりとした眉毛と大きな目によってさらに引き立てられ、多くの人々を渡辺いっけいさんの芝居に惹きつけたでしょうね!
引用元:SmartFLASH
大阪芸術大学を卒業後、上京し、「状況劇場」に参加しました。最終的には、一枚看板の役者として独立するのが目標だったそうです。ですが、主宰の唐十郎に「この稽古場になじんでないよね?」と言われたり、自分のことしか考えずに行動していたそうです。
そんな渡辺いっけいさんの芝居を変えるきっかけになったのは東京サンシャインボーイズの「ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな」という三谷幸喜さんの舞台でした。スタンドプレーではなく、見事なチームプレーで見せる舞台を見た体験が現在の渡辺いっけいさんの名バイプレーヤーへの道に繋がっているのかもしれません。
上の画像は1991年の演劇「デジャ・ヴュ」の時のものです。エネルギーを感じさせつつ、そのシャープな表情をされていますよね!
渡辺いっけいさんは、役者を志したきっかけはなんだったのかな?
それは、高校の文化祭で舞台に出たのがきっかけに、役者を目指すようになったみたいよ!
内藤剛志さんや真田広之さん、西村和彦さんの出身校、日大芸術学部を受験したけど、マークシートで脱落したみたい。
大阪芸術大学で劇団☆新感線に出会わず、日大芸術学部に入っていたらどうなっていたのかしらね。
30代(1992年~2002年)
引用元:NHK
舞台で活躍していた渡辺いっけいさんですが、事務所にNHKの朝の連続テレビ小説のオーディションを受けてほしいと声がかかりました。渡辺いっけいさんはそのとき舞台で芝居をしたかったので最終選考のときに、「朝の顔じゃないので、ヒロインの相手役には適さないし、そういうのをやる気もありません」と断ったそうです。
すると、「確かに朝の顔ではないと思いますが、あえて朝に出したいんです」という言葉をスタッフの方が伝えたときに心が決まったそうです。そしてNHK連続テレビ小説「ひらり」の医師役で注目を集め、ドラマ出演が相次いでいきました。
上の画像は1992年のNHK連続テレビ小説「ひらり」の時のものです。初めてのドラマ出演でも、現在の渡辺いっけいさんと変わらない柔らかな表情や温かい目元から親しみを感じますよね!
引用元:NHK
1992年にNHKの連続テレビ小説に出てから、たくさんのドラマに出演してきた渡辺いっけいさん。主演のドラマは少ないですが、刑事ものから時代劇など様々なドラマに出演されました。
- 温泉若おかみの旅情殺人推理(テレビ朝日系)
- 科捜研の女(テレビ朝日系)
- 葵 徳川三代(NHK総合)
上の画像は2000年の「葵 徳川三代」の時のものです。静かに熱く燃える情熱が感じられ、一目で惹きつけられる魅力を感じますよね!
渡辺いっけいさんは、ドラマに多く出演するようになったけど舞台どうしていたのかな?
NHKの連続テレビ小説に野田秀樹さんの舞台を降りたことがあったけれど、1994年に「キル」という作品などで舞台に立っているわ。
ドラマにたくさん出演していたけど、舞台にも立っていたなんてすごいわよね!
40代以上(2002年~)
引用元:ORICON NEWS
40代になってからだんだん気持ちが停滞していくようになってしまったいっけいさん。オファーされる役も、今まで渡辺いっけいさんがやってきた中の何かに当てはまるものが多かったそうです。また、この時期にコロナ禍も重なってしまい、役者としての自信をなくしてしまったようですね。
しかしコロナ明けには「この経験を役者として今後に生かしたい」と前向きに考えるようになったみたいです。上の画像は2012年の映画「ストロベリーナイト」の時のものです。落ち着きと深みがあり、柔らかい微笑みが素敵ですよね!
引用元:マリッジカウンセラー
50代になってから映画で初主演を演じた渡辺いっけいさん。映画「マリッジカウンセラー」でも主演を演じられました。前田直樹監督がプロデューサーと脚本家で話していたときに「渡辺いっけいさんがやったら面白いのではないか」ということになり台本を送ったそうです。
こちらの映画は、渡辺いっけいさんの役が強烈なキャラクターなのですが、最終的にはハートフルになる作品になっています。渡辺いっけいさんは「(ハートフルな方向に進む前に)お客さんが帰ってしまうんじゃないかと本当に心配でした!」と語っていました。
上の画像は2022年の映画「マリッジカウンセラー」の時のものです。いわゆる厳しい親父という感じがして、インタビューで渡辺いっけいさんが心配していた理由もわかりますね。
引用元:X映画 #オジゲキ 👨💼
— 映画『オジさん、劇団始めました。』公開中! (@ojigeki_movie) January 31, 2024
名古屋 シネマスコーレにて
2月4日(日)16:00~上映後 舞台挨拶開催!
熊野大吾 役 #久米伸明 さんに加え
主演の #渡辺いっけい さんも登壇決定👏
どちらもご出身は愛知県です🦘
チケットは当日朝より劇場窓口にて🎫
劇場HPはこちら🔽https://t.co/WOo8WyulEK#プープージュース pic.twitter.com/Z7V0wyHUkm
映画やドラマだけでなく、舞台でも様々な役を演じられています。Xでは「渡辺いっけいさんすんごくステキだったのよねー。」「渡辺いっけいの殺陣が格好良くて格好良くてあれだけでももう一回観る券がほしいです。」「出演者の皆様の演技は素晴らしく、渡辺いっけいさんには笑い泣かされ感動が続いています♪」などのポストがありました。
元々舞台から役者になった方なので、舞台という近くで渡辺いっけいさんの演技がみられるのはいいですよね。上のポストは劇団の世界を描いた2024年の映画「オジさん、劇団始めました。」の時のものです。内面から滲み出る深みや落ち着きが備わり、どこか貫禄を感じられますよね!
渡辺いっけいさんは、どうやってコロナ禍を過ごしたのかな?
緊急事態宣言発令中は主にウォーキングと今までのドラマなどの台本を断捨離、ラジオを聴くようになったみたいよ!ラジオでも芸人さんの番組を聞いていたそうよ。お笑いから刺激を受けた渡辺いっけいさんがこれからどんなお芝居をするのか楽しみだわ!
渡辺いっけいさんが所属する”青年座映画放送”には他に誰が所属してる?
引用元:上:石丸謙二郎公式ホームページ、中:映画.com、下:ザ・テレビジョン
渡辺いっけいさんの所属する青年座映画放送には、石丸謙二郎さん、藤吉久美子さんや高畑淳子さんなどが所属しています。
【画像】渡辺いっけいの妻との馴れ初めは?現在何してる?
渡辺いっけいの妻との馴れ初めは?
引用元:NHK
引用元:ガンダムトライヴ攻略(「機動戦士ガンダムZZ]のキャラ・スーン)
渡辺さんは1993年、30歳の時に結婚しています。お相手は元女優の門間葉月さんという方です。出会いは、舞台の共演でした。ただ元女優ということですが、情報が少なく活動してた形跡は確認できませんでした。
家庭内では舞台での出会いということもあり、芸名の”いっけいさん”と奥さんに言われているそうですが、「実家から電話がかかってきて、おふくろとしゃべるときは “カズヨシくんは……” って言ってます。うまく使い分けてくれてますね」とお話されていたことが印象的でした。
また門間葉月さんは、女優活動ではないですが、「機動戦士ガンダムZZ]のキャラ・スーンの声優として活動されていたのが有名なようです。(上のアニメ画像がキャラ・スーンです)メディアへの露出や情報が少ないことから、家庭に入り渡辺さんのサポートに徹しているのかもしれませんね。
渡辺さんと奥さんの仲はいいのかな?
俳優さんのサポートって大変そうだよね。
渡辺さんが以前出演した番組で「好きなものの隣にかならずかみさんがいる」って言ってたわ。
今も衣装以外に服に興味がない渡辺さんの服を、奥さんが毎朝コーディネートしてあげてるそうよ。仲はとっても良さそうね!
渡辺いっけいは現在何してる?
引用元:おしりたんてい、ナタリー
渡辺いっけいさんのここ数年の活動の中では、2019年に映画「いつくしみふかき」で56歳にして、初めて映画主演作を勝ち取り、話題となりました。作品は好評でゆうばり国際ファンタスティック映画祭でも作品賞を受賞するなど脚光を浴びました。上の画像は、初主演となった”いつくしみふかき”におけるワンシーンです。
また、渡辺さんは、映像作品の他に、舞台やラジオ、ナレーションまでマルチに才能を発揮し活動してきましたが、人気アニメシリーズ「おしりたんてい」や「映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」では声優を務め、マルチプレイヤーとしてさらにオファーが続くことになります。
上の画像は、”おしりたんてい”のマルチーズ署長ですが、この役を2018年から2024年まで声優を務めており、今後続編があれば、渡辺さんが引き続き、声優として演じていくものと思われます。
引用元:ORICON、映画ナタリー
そして、2024年8月に放送された金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」や、2024年9月から前後編で公開予定の「静かなるドン2」にも出演し、2024年8月現在、YouTubeで予告編が公開中です。その他にも映画やドラマの出演予定があり、こからの活動がますます楽しみな渡辺いっけいさんです!
上の画像は、最初が「笑うマトリョーシカ」で主人公演じる水川あさみさんの父親役で大手新聞社社会部の元記者の役柄でした。また「静かなるドン2」では海腐役を演じ、迫力ある演技が評判となりました。
2019年が映画初出主演だったんだね。
出演作品が多いからなんか意外だね。
渡辺さんはもともと舞台で演劇をされていて、テレビドラマとの演技のギャップに、40代になってからだんだん気持ちが停滞していたときがあったみたい。でも「いつくしみふかき」に携わったっことで役者としての喜びを感じたそうよ。主役でなくていいので、もっと映画をやっていきたいと素直におもえたそうよ。
渡辺いっけいさんがデビューした1983年はこんな年だった!
引用元:上:TOKYO Disney RESORT 、中:産経新聞、下:朝鮮日報
渡辺いっけいさんがデビューした1983年は、「東京ディズニーランド開園」、「ファミリーコンピューター発売」、「大韓航空機追撃事件」などの出来事があり、話題となりました。
また、この年の流行語(大賞)は、新語部門の「オシンドローム」でジェーン・コンドンさんが受賞しました。
渡辺いっけいのプロフィール・SNS
引用元:ENCOUNT
プロフィール
- 名前:渡辺いっけい(わたなべいっけい)
- 本名: 渡辺一惠
- 生年月日:1962年10月27日
- 年齢:61歳(2024年9月現在)
- 出身地:愛知県
- 血液型:B型
- 趣味:絵画
- 特技:剣道
- 所属事務所:青年座映画放送
主な出演作(ドラマ・映画/主な出演作)
- ドラマ
「ひらり」
「不機嫌な果実」
「税務署調査官・窓際太郎の事件簿」シリーズ
「燃えよ‼ロボコン」
「ズッコケ三人組」シリーズ
「科捜研の女」
「葵 徳川三代目」
「救命病棟24時 第2シリーズ」
「美女が野獣」
「京都地検の女」シリーズ
「風のハルカ」
「LIAR GAME]シリーズ
「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~」シリーズ
「ガリレオ」シリーズ
「龍馬伝」
「明日の光をつかめ」シリーズ
「ストロベリーナイト」
「豆腐プロレス」
「崖っぷちホテル」
「刑事ゼロ」
「大富豪同心」シリーズ
「今ここにある危機とぼくの好感度について」
「志村けんとドリフの大爆笑物語」 - 映画
「容疑者Xの献身」
「LIAR GAME The final stage]
「LIAR GAME-再生-」
「ストロベリーナイト」
「だCOLOR?~THE脱獄サバイバル」
「いつくしみふかき」
「科捜研の女-劇場版-」
「Winny」
渡辺さんは絵画が趣味なんだね!個展とか開いてる芸能人の方とかいるけど渡辺さんは開いていないのかな?
個展とかは開いていないけれど、学生時代は漫画家志望だった時期があって、雑誌「ビックリハウス」の常連投稿者だったんだって。
渡辺さんの漫画読んでみたいわよね!