ドラマや映画、舞台などで活躍を続けている内野聖陽さん。
端正な顔立ちから二枚目役を演じることが多いながらも、コミカルな同性愛者役も見事に演じたことで話題になりました。
今回は内野聖陽さんの若い頃を振り返り、現在の活躍に至るまでの変遷をお届けいたします!
【画像】内野聖陽は若い頃イケメン!
20代(1988年~1998年)
引用元:X、X1993年10月23日 21時放送
— ️️️✂おもち🌸 (@omochiomochi916) October 22, 2023
NHK土曜ドラマ『街角』
若きカメラマン福田遊子役でデビューした内野聖陽さん
あれから30年
記念すべき日をお祝い出来て感無量です
ありがとう🌸
おめでとう🌸
これからのご活躍とご健勝を心から御祈り申し上げます✨#内野聖陽 #内野聖陽デビュー30周年
2023/10/23 pic.twitter.com/m05k56wvGl#fujitv #ドラマ #シチリアの龍舌蘭#内野聖陽 1994
— Hi_SAGA👶🏻0y(R5.5) (@nikonikohyphen) June 18, 2020
謎疫病DIVEの研究.快楽器械を生産するFG社の副社長秘書、シン。
同研究員で元恋人ココと社長の陰謀解明へ挑むなか突如裏切る彼の真意とは…彼女を忘れられないシンの葛藤がココの怨で解放されたのか?難解、、
設定CGぶっ飛ぶシンの謎めいた魅力👏 pic.twitter.com/qNUhICA8j4
内野聖陽さんは、早稲田大学在学中に英語劇でプレイボーイな役を演じましたが、このことで演じることが嫌になってしまい、在学中は裏方を担っていたそうです。その後、1992年23歳の時に文学座研究所に入所します。1993年25歳の時に出演したNHKドラマ「街角」がテレビドラマのデビュー作となりました。
上のXの投稿画像がその時のものです。イケメン、好青年でありながらも既に落ち着いた雰囲気も併せもっているように感じます。また翌年1994年26歳の時に演じたフジテレビ系深夜ドラマ「シチリアの龍舌蘭」では秘書役を熱演していました。
引用元:NHKアーカイブス、Amazon
そして内野聖陽さんを一躍有名にしたのが、1996年28歳の時に放送開始したNHKの連続テレビ小説「ふたりっこ」です。天才棋士・森山史郎役を演じ、ヒロイン役の岩崎ひろみさんと劇中、結婚、離婚そして、将棋対局の相手役など、ヒロインとの絡みが多い役どころでした。内野さんはこのふたりっ子の出演について、
部屋がいっぱいになるくらいファンレターが届きました。あらためて朝ドラの影響力はすごいな
引用元:知るぽると
と感想を漏らしています。視聴率が高いNHKの朝ドラへの出演は、その後の俳優人生を多く転換させたと言っても過言ではないのかも知れません。
また同年、映画「(ハル)」にて主演、速見昇(ハル)に抜擢されます。WEB上の映画フォーラムにペンネーム:ハルとして投稿している際、ペンネーム(ほし)と意気投合し関係性が変わっていく様子が描かれた作品です。
この作品にて内野さんは、日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞しました。上の画像がその時のものです。甘いルックスで、周囲を魅了していたことでしょう。
内野聖陽さんは、どうして俳優としての道を選んだのかな?
それは、俳優という職業は、「何もないところに素敵な物をこしらえて、『どうだ』って見せて、楽しませるっていうところがあります。」と、母校の早稲田大学のインタビューで答えていたよ!
演じることに惹かれている要因として、「幕が開くと、それまでのいろいろな苦労がお客さんには見えない」ことを挙げ、「人の見えないところでやればやるほど結果が自分にはね返って来るし、それが一瞬にして燃え尽きる」ことに喜びを感じるという理由から、ご実家のお寺を継がず、家族の反対を押し切って俳優という道に進むことにしたみたいよ!
30代(1998年~2008年)
引用元:NHKオンデマンド
30代に入る、ドラマ・映画が主要どころの役がさらに舞い込んできます。上の画像は1998年30歳になる年に出演したNHK大河ドラマ「徳川慶喜」で慶喜の兄、徳川慶篤役を演じた時のものです。端正な顔立ちが引き立つ凛々しいさが際立っています!
そして、もう一つの画像が、30代になって最初の映画主演作「黒い家」でのワンシーンです。貴志祐介さんによる日本のホラー小説を原作としたホラー映画で、内野さんは保険会社「昭和生命」北陸支店で働く査定や保全担当の会社員役でした。共演した大竹しのぶさん、西村正彦さんのの好演もあって、背筋が凍るような怖い映画に仕上がっています。
引用元:新国立劇場、Amazon
内野聖陽さんは、1998年30歳の時、テレビドラマへの出演のほかにも立て続けに舞台作品に出演します。文学座アトリエの会公演「みみず」、新国立劇場公演「カストリ・エレジー」、「野望と夏草」などで見せた演技が認められ、第33回紀伊国屋演劇賞 個人賞を受賞します。
上の画像は新国立劇場公演におけるカストリ・エレジーの演技のシーンです。熱演ぶりがわかりますよね!そしてもう一つの画像は、1999年31歳の時の公演「北の阿修羅は生きているか」の時のものです。オールバックの髪型は、違う人のように見えますが、引き締まった表情がとても印象に残りました。
引用元:TELASA
上の画像は2004年35歳の時に出演したテレビ朝日系ドラマ「エースをねらえ!」の時のものです。コミックが原作のドラマ化作品で、アニメ化もされた超有名なスポコン作品でした。内野聖陽さんはヒロインを見出すコーチ役で、ヒロインの素質にいち早く注目し、上戸彩さん演じる岡ひろみを大抜擢して猛特訓を開始します。
その手法はまわりに理解しづらいものでしたが、3年の余命を宣告され、自らの死を悟り、岡ひろみを鍛えていく姿を演じ感動する方もおおかったのではないでしょうか。本当に少女漫画に出てくる王子様のような麗しい雰囲気をつくりあげてきた内野さんの役柄への入り込み方に感心させられました!
内野聖陽さんは、ご家族の反対を押し切って俳優になったようだけど、やっぱり少しでも早く実力を認められて、家族にも俳優の道を選んだことを認めてほしかったのかな?
おそらくそうだったんじゃない。インタビューでも、NHKの朝の連続テレビ小説への出演で全国的に知名度を得たけど、お父様の反対を押し切って俳優になってことはずっと気になっていたようで、少しでも早く俳優としてやっていけることをご家族に見せたかったという理由から、多くの賞を受賞=自身の自信&ご家族を安心と考えていたようだからね。
40代以上(2008年~)
引用元:テレビ朝日、all about
上の画像は2009年40歳の時に出演したテレビ朝日系ドラマ「臨場」で主演・倉石義男役を演じました。口癖は「拾えるものは、根こそぎ拾ってやれ」で、17年前の通り魔事件により妻を亡くし彼女を想うやさしさと、組織に屈しない検視官という強さの両方が表現されていました。
第一章は平均視聴率14.5%、続編が17.6%で高視聴率となり、2012年43歳の時には映画化もされ、人気シリーズとなった作品でした。役柄は傲慢な部分もあったようですが、検視官としての敏腕ぶりはスゴかったですね。
そして、2009年は41歳になってからの作品で平均視聴率21.3%を叩き出した、TBS系ドラマ「JIN-仁-」では、坂本龍馬役を好演しました。大沢たかおさん演じる南方仁とは親友となりますが、暗殺計画の中で額を切られ、仁に治療を受けるも死亡し、仁が浴びた龍馬の血液が、仁の体に同居することになったという設定でストーリーが進行しました。
引用元:テレビ東京
上の画像は2021年53歳の時、テレビ東京系ドラマ「きのう何食べた?」で主演・矢吹賢二役を演じた時のものです。筧史朗役の西島秀俊さんとはW主演で、男性弁護士と同居をする同性愛者役を好演して話題になりました。
当作品は、少し昔でしたら、同性愛者の日常を描いている内容につき、タブー視されていたと思いますが、時代とともに受け入れられていることを感じます。そして出演した内野さんも
「この作品をやることによって、どこか今の時代の雰囲気を学習させてもらっているみたいなところがあって。そんなちょっとした同時代感をもっと感じていたいと」ということなので、この作品から学ぶべき点は多かったのではないでしょうか。精神的にマッチョな役柄が多かった内野さんにとって、乙女となるこのドラマは新鮮だったのでしょうね。
内野聖陽さんは、演技力向上のために取り組んでいたはあるのかな?
一つわかりやすいのは、自宅にセリフを覚えるときに大声を出すことから防音室を作っていたそうよ。自宅でも相当な練習を重ね、本番に臨んでいたことが分かるエピソードだよね!
テレビドラマだけでなく映画や舞台などでもご活躍できるようになったのは、こうした地道な努力が実を結んだと言えるのではないかな!
【画像】内野聖陽の実家はお寺雲松院?再婚して嫁がいる?
内野聖陽の実家はお寺雲松院?
引用元:知るポルト
*706 仏教系 曹洞宗 雲松院 内野公雄 港北区小机1451 法人番号6020005000376
引用元:横浜市宗教法人名簿
内野聖陽さんのご実家は、神奈川県にあるお寺「雲松院」であるといわれていて、長男であった内野聖陽さんは、幼少のころからお寺を継ぐように厳しきしつけられていたそうなのですが、大学時代に演技の世界に飛び込む決心をし俳優業のキャリアをスタートさせました。
そして、2002年にお父様がなくなった際に、明確にお寺を継がないという決心を宣言し、ご実家のお寺は叔父さんが継いでいると言われています。上の画像は、横浜市の雲松院の法人名簿です。代表者名が「内野公雄」さんとなっています。もしかしたら、この方が聖陽さんの叔父なのかも知れません。
父親が存命の時には、
1998年に紀伊國屋演劇賞の個人賞、1999年には読売演劇大賞の最優秀男優賞を立て続けに受賞したとき、内野さんはその賞金を持って父親に会いに行きました。「もともと口数の多い人ではないし、とくにほめてくれたわけではなかった」そうですが、内野さんが俳優として高く評価されたことを、きっと誰よりも喜び、認めていたであろうことは想像に難くありません。
引用元:知るポルト
という行動に出ていることからも、寺院を継がなかったことへの想いも強かったことでしょう。
内野聖陽さんは、どうして実家のお寺を継がずに俳優になったのかな?
それは大学の時に本当に自分は何がしたいのだろうかとふと立ち止まって考えた時に、自己表現をしたい強い欲求があったという理由から、俳優の道を選ぶことを決心したそうよ!
内野聖陽は再婚して嫁がいる?
引用元:女性自身
引用元:女性自身
内野聖陽さんは、宝塚歌劇団出身の女優、一路真輝さんと2006年38歳のころに結婚し、同年10月末に女児が誕生しました。しかしながら、約5年後の2011年43歳のころに別居し、その後離婚を発表しました。離婚理由は、
「家族のこと、それぞれのこれからの道のことを徹底的に話し合った末、今後もお互いに対話を持ちながら、前向きにそれぞれの道で精進して参ろうという結論に達しました」
引用元:ORICON
ということでしたが、スポーツ紙によると”自宅に戻っても、仕事が頭から離れない日々が続いたという。内野は家族との触れ合いの時間をほとんど持たなかった”とある通り、仕事中心の生活に育児をする一路さんとの考えが合わなかったことが原因と言われています。
その後、2019年51歳のころに元女優の小山あずささんとの交際が報道されました。交際が始まったのは、報道の1年前からとのことで、この時の報道の際「結婚についてはまだ考えておらず、親しくしている」と語っていました。そして2023年1月に動きが出ます!
これまで個人事務所の社長は内野さんの実母が務めていましたが、80代半ばとなり高齢の為、恋人の小山あずささんが就任しました。このことは小山さんに全幅の信頼を寄せ、家族同然と考えていることからの判断であったと推測できます。結婚するかどうかはわかりませんが、お二人は間違いなく、最も信頼できるパートナーになっているようですね。
内野聖陽さんは、どうして再婚をせず事実婚状態を続けているのかな?
理由は明言している訳ではないけど、元妻との間に女の子がいるからかもしれないわね。憶測の域はでないけど・・
内野聖陽さんがデビューした1995年はこんな年だった!
引用元:上:時事ドットコムニュース、中:時事ドットコムニュース、下:時事ドットコムニュース
内野聖陽さんがデビューした1995年は、「阪神淡路大震災」、「地下鉄サリン事件」、「野茂英雄メジャーリーグ新人王」などの出来事があり、話題となりました。
また、この年の流行語(大賞)は、「がんばろうKOBE」で仰木 彬 さん(オリックス監督)さんが受賞しました。
内野聖陽のプロフィール・SNS
引用元:内野聖陽オフィシャルサイト
プロフィール
- 名前:内野聖陽(うちのせいよう)
- 本名:内野聖陽(うちのまさあき)
- 生年月日:1968年9月16日
- 年齢:55歳(2024年7月現在)
- 出身地:神奈川県
- 血液型:AB型
- 特技:殺陣
- 所属事務所:スターダストプロモーション
オフィシャルサイト・受賞歴
- オフィシャルサイト URL:https://www.uchinoseiyo.jp/index.html
受賞歴
1996年:第6回日本映画批評家大賞 新人賞(『(ハル)』)
1997年:第20回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『(ハル)』)、第13回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞(『ミセスシンデレラ』)
1998年:第33回紀伊国屋演劇賞 個人賞(『みみず』、『カストリ・エレジー』、『野望と夏草』)、エランドール賞 新人賞
1999年:第6回読売演劇大賞 最優秀男優賞(『カストリ・エレジー』、『野望と夏草』)
2004年:第30回放送文化基金賞 出演者賞(『蟬しぐれ』)、第44回モンテカルロ国際テレビ祭 ゴールドニンフ賞(主演男優賞)(『蝉しぐれ』)
2006年:第31回菊田一夫演劇賞(『ベガーズ・オペラ』、『エリザベート』)
2009年:第6回TVnaviドラマ・オブ・ザ・イヤー 最優秀助演男優賞(『JIN-仁-』)、第63回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞 (『JIN-仁-』)
2011年:第69回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞 (『JIN-仁- 完結編』)
2016年:第39回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞(『海難1890』)
2019年:第16回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演男優賞(『きのう何食べた?』)、第101回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞(『きのう何食べた?』)
2020年:芸術選奨文部科学大臣賞 演劇部門(『最貧前線』)
2021年:紫綬褒章、文化庁芸術祭 演劇部門優秀賞(『化粧二題』)
内野聖陽さんは、2023年のインタビューでやりたいこと(趣味)を聞かれてなんて言ってたの??
新たに挑戦してみたいことが“合気道”なんだって!
インタビューでは以下のように答えていたよ!
作用・反作用とか、自然の摂理にかなった動きや力学がけっこう好きなんですよ。僕の勝手なイメージなんだけど、合気道って相手の力を借りて倒すとか、関節技を決めるとか、そういう自然の摂理にかなった武道だと思うんです。
だからやってみたいという気持ちがずっとあったんですけど、忙しくてなかなかできなくて……。実は自然の摂理にかなった力の使い方というのは、演技にもあるんですよ。何か通じる部分があるかもしれないから、合気道にチャレンジしてみたいですね
引用元:youyoutime