元女子野球日本代表で“欽ちゃん球団”こと、茨城ゴールデンゴールズの知名度の向上に貢献した片岡安祐美さん。
現在も「女子も甲子園に出られるよう、(高野連の)ルールを変える」という目標を持って茨城ゴールデンゴールズの選手兼監督として実現に向けて努力を続けています。
そんな片岡安祐美さんの若い頃から現在に至るまで、エピソードを交えご紹介させて頂きます!
【画像】片岡安祐美は若い頃からかわいい!
10代
引用元URL:朝日新聞デジタル
片岡さんは、甲子園への憧れから9歳で野球を始めます。
中学では軟式野球部に入部、男子選手に交じって2番二塁手で県大会ベスト8まで進出しました。
その後、甲子園を目指し名門・熊本商高に進学を決めました。高野連の規定により公式戦への出場は叶いませんでしたが、男子と同じ量の練習をこなしたことで、部の男子にも同じ仲間として認めてもらえたそうです。
上の画像は、熊本商野球部に入部した時のものです。腰の落とし方が野球経験が長いことを物語っています。野球に真摯に向き合っている姿に性別は関係ありません。公式戦で活躍できなかったことが悔やまれます。
引用元URL:朝日新聞デジタル、時事通信
2001年、当時中学3年生の時に最年少で女子野球日本代表に選出され、第4回大会まで出場されていました。
第2回女子野球選手権で準優勝、第3回で初優勝を決め、第4回で優勝し2連覇を果たしました。この時の活躍もあり、高校3年生の時に運命的な出会いがありました。「欽ちゃん」の愛称で有名な萩本欽一さんが監督を務めていた社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」からスカウトされたのです。
片岡さんは、”大学に通いつつ野球をする”という両親との約束を守りながら女子野球日本代表に選出され、世界大会にも出場しています。茨城ゴールデンゴールズの活動もしっかり行い、公式戦にも出場してました。確かな実力と明るいキャラクターも相まって、チームの知名度を上げることに貢献したことは間違いありません!
上の画像は、2005年に茨城ゴールデンゴールズに入団した頃のものです。キラキラした目がキュートですね。欽ちゃんもこの目にやられてしまったかもしれません!
片岡さんのお父さんも大の野球好きだったんだよね?
お父さんも熊本工業出身の甲子園球児だったのよ。
家庭では常に昼は高校野球、夜はプロ野球がテレビに流れていたって語ってるね。小学生の頃には朝7時から一緒になって練習したり、中学生になってから甲子園観戦に一緒に行ったときは他の観光は一切しないで朝から晩まで甲子園球場で過ごしたんだって!
親子揃っての根っからの野球大好きっ子、野球の申し子だよね!
20代前半
引用元URL:日本野球連盟、e-hon
2007年20歳の時、第32回全日本クラブ野球選手権大会で茨城ゴールデンゴールズが初優勝を決めました。全国の予選を勝ち抜いた16チームの頂点に立ち、翌年の第33回大会ではディフェンディング王者として出場し、20チームの頂点に立ち2連覇を果たしました。この頃は大学に通いながらチームの活動もこなすということで大変だったでしょうね。
左の画像は、全日本クラブ野球選手権大会で初優勝を決めた時のものです。真ん中で優勝の盾を持っているのが片岡さんです。弾ける笑顔がチームに力を与えてますね!
翌年の2008年21歳の時に、女子野球選手として異例の人気を誇ったこともあり写真集が刊行されました。野球漫画の巨匠、あだち充さんがプロデューサーを担当し、写真のセレクトやイラストの描き下ろしなどを行っています。また、野球活動をしつつタレントとしても数々のバラエティ番組に出演しました。
下の画像は、写真集「TOUCH UP!」のものです。今までとは違った魅力を爆発させた作品になっております。初々しい片岡さんのオフショットも必見です!
20代後半
引用元URL:amebaブログ
2014年、第39回全日本クラブ野球選手権で自身が監督を務める茨城ゴールデンゴールズが松山フェニックス(愛媛)をタイブレークの末に6年ぶり、3回目の優勝を果たしました。片岡さんが萩本欽一さんの後任として監督になってから初めての優勝でもあり、これで片岡さんは大会史上初の女性の優勝監督になりました。
片岡さんは「最後の最後まで何が起こるか分からない、みんな緊張するから自分だけは笑っていよう、少しでもリラックスしてもらえれば」その一心だったそうです。チームが一丸となってみんなで同じ方向を向いて努力した結果が優勝とはなんとも素晴らしいことです!
上の画像は、第39回全日本クラブ野球選手権で優勝された時のものです。優勝を決めたからでしょうか、笑顔が素晴らしいです。安堵からくるものかもしれませんね!
監督って簡単な仕事じゃないよね。
逃げ出したいって思わなかったのかな?
もちろん、簡単なことじゃないよ。でも自分が断ったらチームがなくなっちゃうって思ったんだって!それだけは絶対に避けなくちゃいけないって気持ちになったって語ってるよ。
優勝するまでにも終盤にはズタボロで『もういいよ!みんな頑張った!』って言ってしまいそうになったんだって。だけど、そんなこと言っちゃいけない、監督なんだからって自身を奮い立たせたそうだよ!
強く熱い気持ちを持ち続ける根性があるんだね。
30代
引用元URL:産経新聞、ORICON NEWS
2017年8月(30歳)、元横浜DeNAベイスターズ投手の小林公太さんの公開プロポーズを受け、同年12月に第二の故郷と呼ぶ茨城県稲敷市役所に婚姻届を提出しました。
婚姻届の証人は「萩本欽一さん」にお願いしたそうです。事前にお願いに行くと嫌がりそうだったため、当日にお願いに行きその場で署名をもらったとのことでした。そこで、萩本さんから「将来について2人で話さない方がいい。違ってくると喧嘩のもとになる」とアドバイスをいただき、2人は晴れて夫婦となりました。
上の画像は、婚姻届を市役所に提出された時のものです。表情がとても穏やかでお似合いの夫婦ですね!
その後2022年6月、35歳の時に帝王切開にて待望だった第1子男児を出産しました。2017年30歳の時に結婚し、33歳より妊活をスタートしましたが、2度の流産を経験しています。スポーツ選手としての生活を辞めようと思ったこともあったそうです。
アスリート・監督をこなしつつ、女性である自身のことで胸が痛む日々も多かったことでしょう。「自分の努力ではどうにもならないことを経験して今がある。家族や周りの人の温かさを改めて知りました」と母になった奇跡に感謝しています。
息子さんには夫の小林さんだけでなく、祖父母までメロメロになってるそうです。萩本欽一さんは男の子と予想されており、見事に的中させたと言われています。名野球選手として名前が上がってくるの日も近いかもしれませんね!
下の画像は、出産後に病院で撮影された片岡さんと息子さんです。嬉しそうな片岡さんの顔がもう母の顔になってますよね!
育児に奮闘しつつも「新しい挑戦」をしているんだよね?
「子育て」か「野球」の二択一択ではないって気づいたみたい。周囲に支えられてながら、子育てと茨城ゴールデンゴールズの男女両チームの監督兼選手、バリバリ現役で勤め上げてるね!
片岡安祐美さんが在籍している茨城ゴールデンゴールズとはどんなところ?
引用元URL:茨城ゴールデンゴールズ、X
茨城ゴールデンゴールズは、昭和のバラエティー番組黄金期を代表するコメディアン、萩本欽一さんが2005年に創設し日本野球連盟へ加盟する、社会人硬式野球クラブチームです。萩本さん自らがオーナー(部長)を務め、自身が所属する浅井企画の実質的な兄弟会社である佐藤企画の代表取締役の佐藤宏栄(佐藤宏榮)さんが球団の代表を務めています。
近年では、2024年から元日本女子プロ野球機構の選手である岡田桃香選手も在籍しています。
【画像】片岡安祐美の旦那との馴れ初めや現在の活動は?
片岡安祐美の旦那との馴れ初め
引用元URL:X、X小林公太さん、プロポーズ大成功!!
— 24時間テレビ【公式】【日本テレビ】 (@24hourTV) August 27, 2017
片岡安祐美さんと、お幸せに!!#24時間テレビ40 pic.twitter.com/STKAEYqSi2日テレ24時間テレビ内「プロポーズ大作戦」企画に片岡安祐美さんへのドッキリの仕掛け人として参加しました!!!
— 辻 憲斗 (@kent5msly) August 27, 2017
片岡さんめちゃめちゃ良い人でとても親身に応援してくれていたのに申し訳なかったです笑
片岡安祐美さん小林公太さん本当に本当におめでとうございます\(^o^)/✨✨✨ pic.twitter.com/oPOqZ5W7vW
2017年、5歳年下の元プロ野球選手の小林公太さんと結婚しました。片岡さんの妹が早くに結婚したこともあって、「30歳までに結婚しろ」と親から強く言われていたそうです。
交際のきっかけは、片岡さんが友人といきつけのバーで食事をしていた際、別の席に小林さんがいたところから始まります。初代・茨城ゴールデンコールズの監督であった萩本欽一さんの最後に公式戦の相手チームに、小林さんが所属していたことで話しが弾み意気投合。4日後にはデートをし交際にまで発展したそうです。
2017年1月、片岡さんが自身のブログ内で交際していることを明かし、 同年8月『24時間テレビ 40 告白~勇気を出して伝えよう~』(日本テレビ)の生放送番組内で小林さんの公開プロポーズを受け結婚に至りました。
交際開始当初、遠距離だったこともあって結婚までたどり着くとは思わなかったようです。物事を真っすぐに見てしまいがちだった片岡さんを『もっと楽に考えていいよ』と小林さんが視野を広げてくれたそうです。そんなところを尊敬しつつ、片岡さんの前向きな明るさで笑顔あふれる元気いっぱい、愛いっぱいの家庭を築いたんですね!
現在、夫である小林さんは人気ラーメン店『僕の生きる道』を経営しています。
結婚に関して片岡家ならではの儀式があるんだよね?
結納前日、片岡さんのお父さんと小林さんがキャッチボールをしたそう。男同士、2人だけで会話をして結婚の最終テストのようなものかもね。ちなみに妹さんが結婚する時にも行われていた儀式になんだって。
片岡安祐美の現在の活動は?
引用元URL:読売新聞
引用元URL:Instagram
片岡さんは2024年1月、2023年11月頃から創設に向けて着実に準備を進めていた茨城ゴールデンゴールズ女子(硬式野球)チームの立ち上げと初代監督就任を公表しました。これは5年程前から女子野球界との交流が増えたこと、競技人口増加などがきっかけとなったようです。
トライアウトで元プロや移籍者など7名の選手を獲得し、2024年より単独出場選手数になるまでは他チームと合同ではありますが、既に登録承認済みのヴィーナスリーグ(※ 関東女子硬式野球連盟が主催する女子硬式野球リーグのこと)に出場し、茨城ゴールデンゴールズの男女両チームの監督を勤め上げています。
片岡さんは結婚しても、母親になっても、かわいさだけじゃない、実力を兼ね備えた野球大好き一直線な選手兼監督として、これからも愛する野球を盛り上げるために大活躍してくれそうですね。
「夢はまだまだ達成してない」って思ってるんだよね?
まだ全ての夢を叶えられてない、って思ってるそうよ。
愛する息子さんに監督姿を見せたいし、優勝メダルをかけてあげたい。
さらに死ぬまでにどうしても甲子園へ母校のユニフォームを着て参加したいって熱い思いを諦めてないみたいだね。
片岡安祐美さんがデビューした2005年はこんな年だった!
引用元URL:愛・地球博
片岡安祐美さんが茨城ゴールデンゴールズで2番二塁手としてデビューした2005年は3月に日本国際博覧会(愛知万博)「愛・地球博」が開幕した年でした。
この年は米国のハリケーンやパキスタン等での大地震、ロンドンやインドネシアのバリ島における同時多発テロ等により多くの犠牲者が発生、さらに鳥インフルエンザが東南アジアを始まりとして世界的に拡大し、改めて海外における邦人保護や危機管理の重要性が認識されました。
片岡安祐美のプロフィール・SNS
引用元URL:Instagram
プロフィール
- 名前:片岡安祐美(かたおかあゆみ)
- 本名: 小林安祐美
- 生年月日:1986年11月14日
- 年齢:37歳(2024年6月現在)
- 出身地:熊本県
- 血液型:B型
- 趣味:料理、ゴルフ
- 特技:野球
- 所属事務所:佐藤企画
SNS
- Instagram URLhttps://www.instagram.com/ayumi.kataoka_gg.1/
- YouTube URL:https://www.youtube.com/@AyumiKataoka
- 公式ホームーページ URL:http://www.sato-kikaku.co.jp/profile/kataoka.html
- 公式ブログ URL:https://ameblo.jp/ayumi-kataoka/
片岡さんは料理はもちろん、食事に関心があるんだよね?
小さい頃から好き嫌いはなくて、野菜が大好きで、高校時代は1日6食生活だったっていうくらい健康への意識が強かったみたいだね。
監督に就任してからは、ジュニア・アスリートフードマイスター(現アスリートフードマイスター3級)の資格も取得して選手たちを食事の面でも指導してるんだよ。