【画像】フジコ・ヘミングは若い頃かわいい！死因は何？結婚歴や家族構成は？

ピアニストとしてご活躍されていたフジコ・ヘミングさん。

「魂のピアニスト」と世界中に賞賛され、60歳を過ぎてから有名になったことで「遅咲きのシンデレラ」とも呼ばれていました。

今回はフジコ・ヘミングさんの若い頃を振り返り、現在の活躍に至るまでの変遷をお届けいたします！

【画像】フジコ・ヘミングは若い頃かわいい！

幼少期（1931年～1941年）

引用元：NHK

フジコ・ヘミングさんは1931年にドイツのベルリンで、スウェーデン人画家・建築家のヨスタ・ゲオルギー・ヘミングさんと日本人ピアニストの大月投網子（おおつきとあこ）さんの間に生まれました。

翌年には移住のために両親と日本へ来ましたが、お父さんが日本に馴染めず1938年にスウェーデンへ単身帰国してしまいます。その後は、お母さんと弟さんとともに渋谷区に居住し、お母さんの手ほどきでピアノを始めました。

「機械みたいに弾けと。機械みたいに弾いていたら、世界のコンクールでは一等になりますよね。」

お母さんに習っていた頃は、楽譜に忠実に弾くようにと教わっていたというフジコ・ヘミングさん。

その後、尋常小学校3年生で、NHKラジオに生出演して天才少女と話題になり、10歳になるとお父さんの友人のレオニード・クロイツァー氏に師事しました。
上の画像は幼少期のもので、小学校入学より前と思われます。やはりハーフの方は顔つきが違いますよね！

10代・20代（1941年～1961年）

引用元：ぶらあぼ

フジコ・ヘミングさんは終戦後に青山学院高等女学院へ転校しました。そして、高等部在学中に17歳でデビューコンサートを開催します。

東京藝術大学音楽学部に在学中、新人音楽家の登竜門である第22回NHK毎日コンクール入選、1954年（当時23歳）に第2位、文化放送音楽賞など多数受賞し、藝大卒業後、本格的に音楽活動を始め、多数のオーケストラと共演しました。

しかし、ピアノ留学のためのパスポート申請時に無国籍だったことが判明します。スウェーデン国籍を持っていたはずですが、幼い頃から日本で暮らしていて一度もスウェーデンに入国していなかったので国籍が抹消されていたのです。

国籍が無いと日本から出られないと言われ「これは大変だ」となった時に、フジコ・ヘミングさんのファンであるドイツの大使が手を尽くして、避難民として国立ベルリン音楽大学に留学することになりました。

引用元：NHK

フジコ・ヘミングさんの悲劇は国籍の問題だけではありませんでした。

「耳が聞こえなくなって、学校の授業もできなくなって、ついていけなくなって、何も聞こえないの。」

16歳の時に中耳炎をこじらせて、右耳の聴力を失っていたのです。学校の授業についていけず、悲しい思いをしたそうです。聞こえる左耳を頼りにピアノを続けましたが、リサイタル直前に高熱を出し、左耳の聴力までダメージを受けてコンサートは中止となりました。

30代・40代（1961年～1981年）

引用元：フジコ・ヘミング公式サイト

上の画像は40代の頃のフジコ・ヘミングさんです。ハーフというより外国人にも見えるような、はっきりした目鼻立ちで綺麗ですよね！

この年代のフジコ・ヘミングさんは聴力を失ったために音楽活動を一時中断し、失意してスウェーデンのストックホルムへ移住しました。耳の治療をしながら音楽学校の教師の資格を取って、ピアノ教師を務めつつ、欧州各地でコンサートを続けたそうです。

50代以上（1981年～）

引用元：RSK山陽放送

フジコ・ヘミングさんは1993年（当時62歳）にお母さんを亡くし、その2年後の1995年（当時64歳）に日本へ帰国されました。母校である東京藝術大学の奏楽堂などでコンサートを行うなど、精力的に活動をされました。

1999年2月（当時67歳）にNHKのドキュメント番組「ETV特集」「フジコ〜あるピアニストの軌跡〜」に出演されて大きな反響を呼びました。その後発売されたデビューCD「奇蹟のカンパネラ」は発売後3ヶ月で30万枚のセールスを記録し、日本のクラシック界では異例の大ヒットとなりました。

第14回日本ゴールドディスク大賞の「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」他各賞を受賞したとのことです。

引用元：RSK山陽放送

やがて、フジコ・ヘミングさんは1999年10月（当時67歳）の東京オペラシティコンサートホールでの復活リサイタルを皮切りに、本格的な音楽活動を再開し、国内外で活躍することとなります。

2001年6月（当時69歳）にはニューヨーク カーネギー・ホールでのリサイタルを披露しました。ソロ活動に加え、海外の有名オーケストラ、室内楽奏者との共演と活躍は続きました。

引用元：ミモレ

こうして60代で一躍時の人となったフジコ・ヘミングさんですが、「若い時に成功できていたら」とは思わなかったそうです。

「若い時は分からないことも多いから、人前で演奏する時に『これでいいのかしら？』と不安だった。今は『これがいいんだ。これが自分なんだ』と自信が持てている」と語りました。

【画像】フジコ・ヘミングの死因は何？結婚歴や家族構成は？

死因は何？

引用元：ミモレ

引用元：NHK

フジコ・ヘミングさんは2023年11月2日（当時91歳）に自宅階段から転落して腰椎骨折と脊髄損傷の大けがを負い、緊急手術を受けたそうです。

さらに2024年に入って検査で膵臓がんも見つかって同年4月、92歳で亡くなりました。訃報は5月2日にフジコ・ヘミング財団より発表されました。

「完成なんて人間にはありえないですよね。どんな人も、どんな芸術家も。『これでいいのかな』なんて天国で聞けばいい。天国に行ったらモーツァルトやショパンに会って、あれでよかったかと聞いてみますよ。絶対に『あれでよかった』『素晴らしい』って言うと思うよ。」と話していました。

特にショパンについては「私の恋人。天国に行ったら早く会いたい」と語っており、今頃は天国で偉大な音楽家や恋人と会って、幸せに過ごされているのではないかと思います。

結婚歴や家族構成は？

引用元：ONTOMO

引用元：仮面ライダーWeb

フジコ・ヘミングさんは結婚歴がなく子供もいない、いわゆるおひとりさまでした。

家族構成は両親と3歳下の弟さんがいて、弟さんは大月ウルフさんという日本の俳優です。「ウルフ」というお名前は「騎士」を意味しているとのことです。

大月ウルフさんは2020年8月（当時86歳）に亡くなっており、フジコ・ヘミングさんは「幼い時は喧嘩もしたけど、思い出を話せる家族がいなくなるのは本当に寂しい」と語っていました。

大月ウルフさんは1963年（当時29歳）にご結婚されていますが、晩年まで一緒に過ごされたのか、子供はいたのかなどの情報は無いようです。

フジコ・ヘミングのプロフィール・SNS

引用元：婦人公論

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