衆議院議員7回の当選を果たし、現役の外務大臣(2024年2月現在)で次期首相候補としても取り沙汰されたことで、世間から注目を集めている上川陽子さん。
若い頃にハーバード大学に留学し「海外から日本を眺め、改革の必要性を痛感した」との思いから政治活動に参画しており、志の高さを感じます。
そんな上川陽子さんの若い頃から現在の大臣に至るまで、エピソードを交えご紹介させて頂きます。
【画像】上川陽子は若い頃から聡明!
学生時代
高校生の時は外交官になりたいと考えていたという上川陽子さん。
東京大学に進学し、”パブリックポリシー(公共政策)”への興味から国際関係論を専攻していました。
この時代に女性が東大進学は珍しいよね?
うん!しかも東大教養学部の国際関係論は文系の中でも最高峰と言われるエリートコースだよ!
外交官ってどんな仕事?
日本の政策を外国に理解してもらう為の交渉を担う。通訳・外交文書の翻訳、政治・経済状況の分析・動向予測など幅広い業務を行う。その他、外国の政府・関係者、学識経験者と関係構築することも重要であると言われています。
因みに平均年収約688万円、課長補佐(35歳)で年収約721万円ということなので、一般会社員並の年収と言えるでしょう。
えー!こんな重要な仕事なのに、全然給料高くないんだ💦
社会人・留学時代
大学卒業後、24歳で三菱総合研究所(シンクタンク)に入所し、研究員として活躍をした上川陽子さん。ただ
シンクタンクでは、パブリックポリシーをつくることのお手伝いはするのですが、決定ができない
上川陽子オフィシャルウェブサイト
と歯がゆさを抱いていたといいます。
三菱総合研究所ってどんな会社?
三菱総研研究所は、シンクタンクに該当し、政府や企業がより良い社会実現の為に事業遂行するにあたり、調査研究によって導き出された内容をコンサルティング(指導・アドバイス)していくアドバイザー的な立場と言えます。
因みに、平均年収1,025万円(平均年齢42.3歳)で35歳程度で年収1,000万円に到達するようです。
うわ!!そんなに待遇が良いんだ!!外交官より高年収なんて驚き💦
三菱総研時代、当時自身のテーマであったアメリカが先行して成功させていた「情報化」の取り組みを日本でも実践するにあたり
「私がいくら日本で頑張っても、アメリカの実情を十分理解できないまま、
単に模倣するだけに終わってしまうのではないか。
アメリカ社会の中でどうしてそういうニーズが生まれてきたのか。
やはりアメリカに行き、現場主義で見ないといい政策提言ができないのではないか」
上川陽子オフィシャルウェブサイト
との思いで、ハーバード大学ケネディスクールに留学し、1988年に「政治行政学修士号」を取得します。
ハーバード大学ケネディスクールの偏差値は?
日本のように比較参考となる偏差値はありません。職歴がある方がほとんどで、世界から、国籍・年齢・価値観の違う学生が集まっているそうです。(平均職歴14年程度)
入学には、大学時代の成績、GMAT(GRE)という日本の共通試験のような米国大学院向け統一試験、エッセイ(志望動機書)、推薦状などが必要となるようです。
最も重要なのは、エッセイだそうで、ハーバードで学ぶ理由などが問われるようです。
ケネディスクール入学は、日本人女性として上川陽子さんが初で、その他、林 芳正参議院議員、ジャーナリストの幸田シャーミンさんなどが学ばれています。
うぉーーーー!
日本人女性初なんだ✨
この人はほんものだぁー!
留学中、ワシントンでマックス・ボーカス上院議員の政策スタッフを務めた上川陽子さん。
マックス・ボーカス上院議員は、アメリカ政界の重鎮で、オバマ大統領誕生の立役者のひとりという大物議員です。
アメリカから帰国後、
(公共政策を)決定するところの部分に近寄ったコンサルテーションの仕事をしたいと思った。
政策を政治家たちと一緒につくっていくタイプのビジネスをしたくて、グローバリンク総合研究所をつくりました。政治のベンチャーです
上川陽子オフィシャルウェブサイト
若い頃からやりたいことを実現する為に初志貫徹で行動しているね!
この時の経験が今の政治活動にも活きているんだろうね✨
上川陽子が首相候補と言われるエピソードまとめ
上川陽子さんが首相候補と言われる所以は、政治的な身体検査をしてもクリーンであり、主に以下のようなことがあげられるのではないでしょうか。
大臣任命回数が多い
上川陽子さんの大臣履歴は
- 2007年「少子化・男女共同参画担当大臣」(福田内閣)
- 2014年「法務大臣」(第2次安倍改造内閣)
- 2017年「法務大臣」(第3次安倍・第3次改造内閣)
- 2020年「法務大臣」(菅内閣)
- 2023年「外務大臣」(第2次岸田再改造内閣)
法務大臣に至っては異例の3回(在職期間1,100日以上)もの任命を受け、内閣総理大臣が変わっても信頼が厚いことが伺えます。
2024年2月現在でも外務大臣を務めており、海外への発信力の高いとの評価を受けています。岸田首相も
と任命理由を述べており、上川陽子さんへの信頼が高いと言えます。
大臣の任命回数も多いけど、任命している首相が違うから相当人望が厚いと感じるよ👍
同じ女性として誇らしいし、上川さんに続くような人が出て欲しいなぁ✨
職務遂行能力が高い
法務大臣の一つの職責でもある死刑執行へのサインですが、大臣の中には、死刑執行をしない方も多くいたことから、
3回の法務大臣在職期間中に、上川陽子さんが合計16名の方への死刑執行命令書に押印したことについては賛否が別れました。
上川陽子さんは記者会見の中で
犯行によって命を奪われた被害者の方々、そのご遺族、また一命は取り留めたものの障害を負わされた被害者の方々、そのご家族が受けられた恐怖、苦しみ、悲しみは想像を絶するものがあります。
そしていずれのものについても、裁判所における十分な審理を経た上で最終的に死刑が確定したものです。
本日の死刑執行については、以上のような事実を踏まえ、慎重な上にも慎重な検討を重ねた上で執行を命令した次第です。
ヤフーニュース
と話され、一点の曇りもなく、まっすぐに澄み切った気持ちでことにあたったとも述べられました。
特にオウム真理教事件での死刑囚が多かったみたいだから、報復を恐れて死刑執行しなかった大臣もいたみたいだよ
法務大臣って人命(生死)の判断もしなければならない究極の職務なんだね…それにしても上川陽子さんの意思の強さはすごいと思う✨
国際コミュニケーションに長けている
上川陽子さんは、アメリカでの留学経験もあることから、ネイティブ級のコミュニケーション能力を保有しています。
下記の動画内容でもわかるように、訛りの少ない話し方であるとも言われているようです。
実際、外務大臣会合などでも通訳なしでやり取りする場面もあり、国際派である印象が浸透しています。
外務大臣でここまで流暢に英語を話せる人って記憶にないなぁ
英語を話すことは日本でもグローバルスタンダードになるべきだよね👍
発言の安定性
少子化担当・法務・外務の各国務大臣として手堅い仕事ぶりが評価されてる上川陽子さん。
動画は麻生さんから容姿を揶揄された後での国会答弁内容です。完全に受け流していますね。
政策通のイメージも定着してきており、国会答弁や記者会見で発言しても安定して失言がなく、スキャンダルも聞こえてきません。
昨今の不祥事が続く国会議員の中で、クリーンイメージも高く、上川陽子さんの評価が高まってきていると言えるでしょう。
日本で女性初の国のトップが誕生すれば歴史的な出来事になるね✨
今まで女性首相が居ないことの方が問題だよね!期待しちゃうな✨
上川陽子はなぜこんなに優秀なのか
上川陽子さんは、次期首相候補と言われるまでになり、学歴・経歴をとってもエリートであり優秀であることは間違いないでしょう。
なぜ、上川陽子さんは優秀なのでしょうか。筆者が思うに、国際的な位置づけの中で、「日本がより良い国であって欲しい×実現するにはどうすれば良いのか」の純粋な思いの掛け合わせで生きてきたことに尽きると考えます。
シンクタンクに就職したこと、外から日本を見るためにも海外で学び直したこと、そして日本をより良くするためには政治家になることなど、若い頃からの行動は上川陽子さんにとっては必然だったのでしょう。
女性初の首相としてはもってこいの人材ではないかなぁ👍
70歳なのに若く見えるし女性活躍=日本の発展と考えるとチャレンジしてほしいね!
上川陽子のプロフィール・経歴
プロフィール
- 名前:上川陽子(かみかわようこ)
- 生年月日:1953年3月1日
- 年齢:70歳(2024年2月現在)
- 出生地:静岡県静岡市
- 出身校 東京大学教養学部卒業・ハーバード大学ケネディ・スクール修了
- 前職:三菱総合研究所研究員、グローバリンク総合研究所代表取締役
- 所属政党:自由民主党
- 称号:政治行政学修士(ハーバード大学)・教養学士(東京大学)
- 家族:夫(卓苗)、長女(真希)、次女(悠希)
政治経歴
- 2000年(6月)衆議院議員当選
- 2004年(10月)自民党女性局長
- 2005年(11月)総務大臣政務官
- 2007年(8月)少子化・男女共同参画担当大臣(初入閣)
- 2007年(9月)少子化・男女共同参画担当大臣(福田内閣・再任)
- 2009年(8月)第45回衆議院議員総選挙で落選
- 2012年(12月)衆議院議員当選
- 2013年(9月)総務副大臣(第2次安倍内閣)
- 2014年(9月)衆議院厚生労働委員長
- 2014年(10月)法務大臣(第2次安倍改造内閣)
- 2014年(12月)法務大臣(第3次安倍内閣・再任)
- 2015年(11月)自民党女性活躍推進本部長
- 2017年(8月)法務大臣(第3次安倍・第3次改造内閣)
- 2017年(11月)法務大臣(第4次安倍内閣・再任)
- 2018年(10月)自民党一億総活躍推進本部長
- 2020年(9月)法務大臣(菅内閣)
- 2021年(11月)自民党幹事長代理
- 2022年(8月)自民党幹事長代理(留任)
- 2023年(9月)外務大臣(第2次岸田再改造内閣)
1回選挙で落選してから復活してきてるんだね!
そうそう!選挙応援は娘さんも手伝ったみたいで本当に家族ぐるみで選挙頑張ったんだね👍